20210430 日本における考古学研究者の最大の組織である一般社団法人日本考古学協会の埋蔵文化財保護対策委員会・藤澤敦委員長(東北大学学術資源研究公開センター教授)は、4月23日、「大社基地遺跡群の学術調査と保存に関する要望書」を発表し、都倉俊一文化庁長官、丸山達也島根県知事、新田英夫島根県教育長、飯塚俊之出雲市長、杉谷学出雲市教育長に提出しました。

 すでにご承知の通り、大社基地遺跡群は島根県最大級の戦争遺跡であるだけではなく、第二次世界大戦(十五年戦争)で実戦に使われた当時の滑走路を残す、全国でもきわめて稀有な遺跡です。
 このことを、考古学では全国最大の学術団体である日本考古学協会が認め、調査と保存の要望を文化庁長官はじめ関係者に提出されたことの意味は大きいと思います。
 私たちも、大社基地遺跡群が貴重な文化財であり、歴史遺産であることを、市民、県民はじめ多くの方に知っていただくよう活動したいと考えておりますので、ご支援のほどよろしくお願いします。
       大社基地の明日を考える会 若槻真治

【要望書】
http://sengoshikaigi.blog.jp/20210430youbousyo.pdf